2011/02/27

天 候
晴れ時々曇り
波の高さ
     1.0〜1.5m    
長潮
釣行場所
下灘〜由良半島
時 間
9:30~15:30
釣行者
銀玉・ケンちゃん

999年の処女航海以来、超久々にケンちゃんがアルバトロスに乗った!昔はモイカを求めて二人で宇和海をさまよったものだ。当時は今のようにモイカ釣りは盛んではなく年中餌木を振るエギンガーもいなかった。活きアジを売っている場所も1件しか無くて苦労したものだ。そのケンちゃんも今では愛艇シーマスター号を駆るキャプテンだ。釣趣もソルトルアー系に変貌し、エギング、ジギング、ロックフィッシュをターゲットとする。モイカ釣りの元祖師匠ケンちゃんとの久々の釣行どうなりますやら・・・

橋に着いたときからかなりの南東風が吹いており沖には白波もチラチラ、北灘湾を抜けたら波風はあるものの航行には支障なかった。が、季節的に普段北西風が吹くので北西風を避けるポイントをいくつか開拓しているが、南東風となると北西風時に実績があるポイントが使えない。仕方なく風裏になるような半島部のワンドの中を攻めてみる。魚探で海底形状を確認して起伏のある15mぐらいのポイント,いわゆるシャローで第1投!ティップランへの期待でケンちゃんの頬は紅潮気味だ。結局、数回シャローを攻めたが反応は無し。今度は25〜40mラインを流す。ここでも風が強く船が流されて過ぎてします。風や潮で1ノット以上流されるとティップランでも厳しくなる。潮によっては餌木が底に届かない。二流し目に私の竿に当たり発生!というかこれはフォールで掛かっていたようだ。ちゃんと合わせていなかった為か10m程巻き上げたところでばれてしまった。取りあえず、反応があったので二人とも気合いを入れて流す。10時をちょっと過ぎた頃34mのところで私の竿のティップがチョンチョンとチヌの前当たりのように動いた。すかさず、反射的に合わせを入れる。「のった〜あ!!おぉキロはあるぞ!いやもっとでかいかも!!」ケンちゃんは、すかさずタモアミを構えて待っている。あうんの呼吸健在だ。「最初の1ハイ、それも余裕でキロアップ、慎重にならざるを得ない・・・」モイカ特有の突っ込みに耐えながら、真鯛やハマチ用の大型タモアミに納めたのは、なんと1.98kgの良型モイカだった。もちろん、今期自己ベスト、餌木で釣った自己生涯ベストだ!!

の後、何回か流すものの当たりはなく、移動することにした。とにかく風が邪魔でまともに流せないので、風を避けつつポイント攻めていく。仏崎あたりですばらしい海底形状を発見し、25mラインから流し始める。するとしゃくっている最中に追い食いしてきてヒット!!なかなかキロはあるそうな重量感、しかし、途中でばれてしまった。しかし、久々の当たりに船内は活気づく!そして、ついにあの男が沈黙を破った!!「来たでぇ!和久さん・・・」ケンちゃんのアーマークラッドが曲がっている。わたしはタモを構えてイカを待つ・・・かなり重そうだ・・・よっしゃ浮いてきた?!何と餌木を抱いていたのはキロ級の甲イカだった。残念。このポイントは甲イカパラダイスだったらしく、ケンちゃん2ハイ、私も2ハイ甲イカを釣ってポイントを後にした。モイカはどこにいる?風よ、やんでくれ!

に一の碆から大王崎を流す。風が強くて釣りにくい。昼飯用に買っておいたカップラーメンも食べる暇もなくひたすら船を流し続ける。大王崎沖の瀬で久々に私の竿のティップがツンツンして、モイカヒット!!こちらは500gぐらいの小型だった。釣れたポイントをさらに攻めようとしたが、風が強くてうまくいかない。ケンちゃんはアゴルグを付けたり工夫しているがやっぱり流れる。その後前島等攻めてみたが、風には勝てず、ケンちゃんの疲労もピークに達したので納竿とした。

ィップランの弱点が露呈した形となった。強すぎる風や速い潮は底取りができず釣りにならない、また、一般に無風や潮止まりも本来の性能を発揮できない。一人2桁は間違いなかろうと踏んでいたもくろみは見事に外れたが、ケンちゃんはティップランはおもしろいと満足げだった。ケンちゃんがモイカダービーに名を連ねるの近いだろう。次回より、風対策としてシーアンカーを使用してみようと思う。なかなか餌釣りのタックルにチェンジできそうもない。餌木で2キロ弱アップすると、やみつきだ。

 

 

ケンちゃんの釣果  甲イカ 2ハイ

私の釣果

モイカ 0.5、1.98kg  甲イカ 0.7、1.0kg エソ