2011/03/12
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晴れ時々曇り |
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0.5〜1.0m | |
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小潮 |
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由良半島&蒋渕 | |
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13:50~20:30 |
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銀玉・ガンダム隊員
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前日に東日本太平洋大地震が発生し、宇和海にも津波警報が発令され実際にアルバトロス係留桟橋でも1m近い引き潮と津波があった。帝都支部のオーノ隊員も揺れを体感しその恐怖をメールで報告してくれた。しかし、津波警報発令中、ガンダム隊員は予定通りやってきた。遠路はるばるやってきたのでとりあえず、警報解除を待って釣行する事になった。この罰当たりな釣行どうなりますやら・・・
桟橋のオーナー森さんは予定通り出港のようで、電話連絡してみると「ベタ凪やけど潮位がかなり頻繁に変わる。保安庁が来たら返らされるで!」と言っていた。さすがに渡船や遊漁船は全停止している。が、真珠の作業船や漁船は操業しているものが多数見られた。地元の人が活動しているので大丈夫だろうと思うが、1時50分の警報解除を待って出港することにする。
活き海老が手に入らなかったので、冷凍海老とゴカイを餌に私はゴンク、ガンダムは胴付で由良半島を攻めるが、季節的にもあたりが少ない時期だしイマイチ。鏡のように海面がべたっとして潮がとまってみたり、激しく流れたりでやはり津波の影響は大きいようだ。私はゴンクで28cmのコズナやホゴを釣ることが出来たが、ガンダムはエソと河豚のみの準ボーズ状態。切り上げて予定通り第2ラウンドのモイカつりに向かう。
丘に上がり陸路蒋渕へ軽トラを走らせる。知人の作業場のいかだでモイカが釣れるらしいので乗せてもらうことにする。知人は朝6時から定置網の設置をしていたそうで、津波警報など気にしてない様子だった。「沖のほうが安全やけんのう。」と言っていた。確かにそうだが、海の人はたくましい。5時半ごろからタックルをセットし、モイカを狙い始める。私は普通の泳がせ仕掛け、ガンダムはイカキャッチャーだ。予想通り今一の展開が続き、最初の動きがあったのが午後7時を回ったぐらい。ガンダムのウキが沈んだり、動いたり不規則な動きをしている。食いの悪いときのモイカの反応だろうか。ウキが見えなくなったところで、ラインを張って来てみると手応えがあったようで、「むちゃくちゃお、重い・・・」という声。すかさずタモやら準備するが、そんなにでかくなさそう。イカキャッチャーの功績大で何とかばらさずにゲットしたのは820gのうまそうなモイカだった。ガンダムは大喜びで餌のアジもつけれないほど興奮していた。遠方からきたゲストに狙いの魚が釣れたので一安心だ。その後、私も1050gのモイカを釣り上げ(今期餌釣り初物)8時半に納竿とした。
しかし、津波の影響か海がほんとじゃなかったような気がする。東北地方は被災して大変だろう。東北のアングラーが一日も早く釣りができるようになることをお祈りする。ちょこっと釣りに行ったりとか、何でもないようなことがやっぱり幸福なんだと感じる今日この頃だ。
右が私の1050g、左がガンダムの820g